b型肝炎はお風呂でうつることはない

血液や体液を介して感染するb型肝炎は、感染力がとても高いといわれています。

そのため、お風呂でもb型肝炎にうつるかどうか、心配に感じる方もいるはずです。(詳細 > 肝炎補償

しかし、一緒のお風呂に入っただけではうつることは、ほぼないといっても過言ではありません。それよりも、ほかの行為でうつる可能性があるため、そちらのほうに注目するようにしましょう。


お風呂で感染する心配はない理由

国が発表しているデータによると、b型肝炎に感染している方は、100人に1人の割合でいるといわれています。100人に1人は決して少ないとはいえないので、それなりの大きさの街を歩いていれば、気がつかずにすれ違っている可能性は高いです。

もちろん、空気感染するわけではないため、すれ違っただけでは、b型肝炎に感染することは100パーセントありません。ウィルスは血液や体液(精液など)に潜んでいるため、仕事や学校などの日常生活の中では、うつる確率はかなり低いです。

しかし、スーパー銭湯などのさまざまな方が入浴する施設なら、感染するかもしれないと、不安に感じてしまう方もいるでしょう。確かに、傷口に絆創膏を貼ったまま、お風呂に入る方がいるので、お湯にウィルスが含まれていないか心配するのは当然です。

大型の入浴施設ならば、常に多数のお客が出入りするため、その中にb型肝炎の方がいてもおかしくはありません。ですが、いくらb型肝炎のウィルスが強力だといっても、大量のお湯の中で薄められても、感染力を保っていられるほど凄いものではないです。

もちろん、お湯が赤く染まるほど大量に出血をしていれば話は別ですが、絆創膏を貼って対応できる程度の出血ならば、感染を心配する必要はありません。そもそも、入浴施設で感染してしまうほど強いものなら、各入浴施設では入れ墨の方や酔っ払っている方と共に、b型肝炎の方も入浴を禁止しているはずです。

そのことからも、感染力が強いといっても、お湯を介してうつるほどではないといえるので、安心してお風呂に入りましょう。

感染力が高いのは事実

b型肝炎がお風呂でうつることはないといっても、感染力が高いことは事実です。感染経路が不明なまま、b型肝炎だと診断される方もいるくらいなので、知識を蓄えて感染しないようにしましょう。例えば、b型肝炎と同じく、血液や体液などを介してうつる病気にHIV(ヒト免疫不全ウイルス)があります。

HIVに感染して治療をしないと、AIDSが発症してしまう怖い病気ですが、感染力は大したことはありません。それは、HIVは人間の身体の外では生きてはいけずに、空気に触れるとすぐに死んでしまうからです。そのため、日本ではHIVに感染する主な原因は性交渉(海外ではドラッグを利用するための注射器の使い回しなども原因)ですが、その経路での感染率も、データ上では低いとされています。

しかし、感染力が強いb型肝炎のほうは、HIVとは違って空気に触れたとしても、すぐに死滅することはありません。ウィルスが含まれている血液や体液が乾燥したとしても、しばらくの間は感染力を失うことはないです。

従って、b型肝炎の方の血液や体液に触れるのは、身体の外に出てから時間が経っていたとしても、かなりリスクが高いといえます。もしも、血液や体液にどうしても触れなければいけない機会があったなら、b型肝炎ウィルスが含まれている可能性を考慮した上で行動をしたほうがよいです。

手袋や消毒など、身を守る方法はいくつもあるので、実行してから触れましょう。

なお、HIVもb型肝炎も、自覚症状のないまま症状が進行することがある病気です。そのため、もしも感染を疑っているのなら、身体に一切の不調がなくても、医療機関にて検査をしてもらいましょう。どちらとも無料で受けられる可能性があるので、自治体の公式サイトを見て、検査情報をチェックしてみるのをおすすめします。

自分が大丈夫でも家族が感染することを考える

医療関係者でもない限り、他人の血液や体液を触る機会はないため、自身は感染する可能性がないと考える方もいるはずです。しかし、本人がならなくても、家族がb型肝炎になってしまうケースがあります。家族が感染すると、自身も感染する確率が高くなるため、日常生活においてリスクを避ける行動を取りましょう。

主な感染経路をしっかりと知っていれば、b型肝炎になってしまった家族との接し方に困ることはありません。

家族同士での感染を避けるために

家族がb型肝炎だとしても、感染した方がお風呂に入った後にわざわざお湯を取り換える必要もありませんし、食事も今まで通り一緒にできます。血液や体液への接触に注意すればよいだけなので、共同生活に大きな影響を及ぼすケースはほとんどないです。

ただ、少しでも血液が付着する可能性がある歯ブラシや髭剃りの使い回しは、感染のリスクが高くなると考えましょう。もちろん、歯ブラシは使い回さないでしょうが、間違って使わないように、ハッキリとした色分けをすべきです。

そして、電動タイプの髭剃りを家族で使い回しているのなら、すぐにやめたほうがよいです。髭剃りを利用した後に、見た目に変化はなくても、何となく肌がヒリヒリした経験がある方もいるでしょう。それは目に見える傷になっていなくても、肌がダメージを受けている証拠です。

目視できない程度の傷でも、少量の出血をしている可能性があり、その場合は髭剃りにウィルスがしっかりと付着してしまいます。それを肌に押し当てて、ヒゲを剃るのですから、b型肝炎に感染してしまってもおかしくはありません。

従って、肌に少しでも傷がつくようなものは、使い回しをせずに、個人専用のものをきちんと用意するようにしましょう。家族内で感染しないためには、b型肝炎の方の血液と体液を徹底的に避けるように意識すべきです。

b型肝炎にはワクチンがある

ワクチンは注射をすれば、病気を防いでくれる優れものです。b型肝炎にもワクチンが存在していて、大人も子供も受けられるため、家族が感染している方や不安な方は接種することを考えましょう。ちなみに、b型肝炎は定期接種に指定されているので、条件を満たしている子供なら無料で受けられる可能性が高いです。

なお、b型肝炎のワクチンを大人が利用したい場合は、まずは近くにある大きめの病院に、接種が可能かどうか聞いてみるとよいでしょう。保険を使えずに自費になるため、ついでに費用も聞いておくと安心して接種を受けられます。